総合病院の心療内科を受診するメリット

他科の病気が見つかった時の受診がスムーズ

心の病気を疑って、心療内科を受診したら、実は体の病気が隠れていたということがあります。特に、ストレスを感じている時や、不眠が続いている時など心の病気に心当たりがある場合は、体調不良を心の影響と考えてしまうことがあります。体の病気は、それに応じた治療をしなければ、最悪の場合、命にかかわることもあります。そのため、早期発見早期治療が大切になります。

心療内科だけの病院では、体の病気を疑うことがあれば、自分で一から病院を探しなおさなければいけません。予約をして診察を待っている間に、病状が進んでしまう可能性もあります。その点、総合病院であれば、たくさんの診療科があるため、体の病気を疑った時点ですぐに院内の適切な診療科を受診することが可能です。

患者数が多いため医師の経験値が高い

総合病院は、受診する患者数が個人病院よりも多いです。そのため、個人病院よりも様々な症状の患者を診ることになります。さらに、個人病院では対応できないような困難な症例も総合病院では診察する可能性が高いでしょう。そのぶん、若い医師でも様々な症例を経験することになります。経験値が高い医師に診察してもらうことで、個人病院ではわからなかった病気の診断がつくことがあります。

体調が悪いのに病名がわからない、原因がわからないという状況は辛いものです。特に、心の病気は、原因がはっきりしない時は、周りからさぼっている、怠けていると偏見の目で見られることがあります。経験豊富な医師がしっかりとした診断をしてくれることで、患者自身の安心や周囲の理解を得ることができます。